柔術と生理とメンタルと|気合いでは乗り越えられない日もある

青いパーカーを着た女性が、無表情で柔術のテクニック動画を見ている。背景にはホルモンバランスの波線と子宮のイラストが淡く描かれ、集中できない心身の不調を表現している。
青い柔術着を着て、左手を腰に当て、右手で親指を立てて笑顔を見せる女性のイラスト。ポジティブで元気な印象のプロフィール用イメージ
ゆめこ

柔術を続けていると、技が難しいとか、若者に追いつけないとか、そういう“わかりやすい壁”にぶつかることが多い。

でも実際のところ、私が一番戦っているのはホルモンバランスかもしれない。

産後、体質が変わってからというもの、生理だけじゃなくて排卵期にもメンタルがボロボロになる。

むしろ、生理中より排卵期の方がキツくない…?って日さえある。

「昨日あんなにやる気あったのに、今日は何もしたくない…」

そんな謎のスイッチが勝手に入る。

今日は、そんな“気合いじゃどうにもならない日”の話。

産後、ホルモンサイクルが変わった

20代の頃(産前)は、生理だけが不調のピークだった気がする。
(気がするだけで、本当は地味に不調だったのかもしれないけれど。)

でも産後は違う。排卵期も普通に不安定になる。

精神も体も、なんか全部がソワソワして落ち着かない。

そして最近気づいた。本来“調子が良い”とされるはずの、生理終わり〜排卵の卵胞期ですら、私はイマイチな日が増えた。

生理終わっても体が軽くならない。心だけが少し遅れてくる感じ。

もうこれは、産後にホルモンの波が書き換えられたとしか思えない。

「生理終わりから次の生理まで全部しんどい時期なんじゃ?」っていう日もある。

いやほんと、そういう時期もある。

体が重い。やる気も重い。

ホルモンの波で体が重い日は、技の復習動画を見ても脳が “ふーん” としか言わない。

昨日は「柔術もっと頑張ろ!!」って燃えてたのに

今日は「いや、ちょっと…」ってなる。

誰がやる気スイッチ切ったの?というレベル。

やる気はあるはずなのに、メンタルが勝手に遠くへ行ってしまう。

戻ってきてほしい。

そして、この “心ここに在らず”状態でスパーすると、普通にケガする。

実際に先週、ぼんやりしたままスパーしたら、見事に突き指した。

集中してないと、全身がただの無防備な肉体になる。

ホルモンの波、本当に侮れない。

生理期間は完全オフ。これはもう予定にする

私はもう決めた。

生理期間は完全に練習を休む。

気合いで乗り越えるとか、根性で行くとか、そういうフェーズじゃない。

40代の体は、気合いでゴリ押すと普通に壊れる。

だから “休むスキル” も鍛えていきたい。

ホルモンの波と柔術の相性

柔術は“続けた人が強くなる”スポーツだけど、女性はそもそも「続けたいけど体調が…」という壁がある。

特に排卵期前後は、

  • 理由なく悲しくなる
  • やる気ゼロ
  • 体が石材
  • 人と喋りたくない
  • そもそも何もしたくない

このコンボが普通に来る。

この状態でスパーなんてできるわけがない。
(呼吸とメンタルがどっちもバグる。)

でも、排卵が終わると急に体が軽くなり、「よし、やるか!」って気持ちが戻ってくる。

だいたい1〜2週間だけの黄金期。

短い。短いけど、この期間だけは本当に強くなれる気がする。

気合いではどうにもならない日もある

柔術の上達に必要なのは“継続”だけど、体調もメンタルも不安定な時は、“頑張らない選択”がむしろ継続を守る。

体調の波に合わせて、やる時はやる。休む時は休む。

自分の体のバイオリズムの中で、「柔術を続ける方法」を見つけていくしかない。

青い柔術着を着て、左手を腰に当て、右手で親指を立てて笑顔を見せる女性のイラスト。ポジティブで元気な印象のプロフィール用イメージ
ゆめこ

柔術をやる気満々な日もあれば、何もしたくない日もある。

生理と排卵とメンタルの波で、気持ちが勝手にどこかへ行く日もある。

でも、休んだっていい。落ち込んだっていい。そのうち戻ってくるから。

柔術は、メンタルが弱い日があっても続けられる。

続けているだけで、十分強い。

揺れながら、止まりながら、それでもまたマットの上に戻ってこれたら、それでいい。

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この記事を書いた人

ストライプゆめこ

アラフォー主婦。お酒が大好きで、これまでストレス解消法といえば晩酌一択。妊娠・出産で体も心もボロボロになりながらも、なぜかブラジリアン柔術にハマってしまいました。
格闘技未経験でも「楽しい!続けたい!」と思える柔術ライフを、リアルな体験談と一緒に発信しています。更年期に負けないカラダ作り&メンタルケアの記録です。