アキレス腱がブチっといったけど、それでも柔術をやめられない理由

アキレス腱断裂からの復帰を目指し、青い柔術着に白帯を締める40代女性。柔術で自己肯定感や健康を取り戻す様子を描いたイラスト
青い柔術着を着て、左手を腰に当て、右手で親指を立てて笑顔を見せる女性のイラスト。ポジティブで元気な印象のプロフィール用イメージ
ゆめこ

柔術を始めて間もなく、まさかのアキレス腱断裂。

普通なら“即リタイア”案件。

でも私はなぜか、“早く道場に戻りたい”とウズウズしていました。

練習で自己肯定感爆上がり

先生の動きをちょっと真似して転がっただけで「ナイス!」「すばらしい!」と褒めてくれる。

そんな些細なことでも拍手喝采されるから、自己肯定感が爆上がりしました。

しかも、先生も会員さんもとにかく優しい。オラオラ系やDQNっぽい人なんていない。

「格闘技=怖い人が多い」なんてイメージは吹っ飛び、安心して練習できる雰囲気に包まれていました。

滝汗デトックスと鏡の中の変化

練習をするたびに滝のように汗が流れて、全身からドロドロの毒素が出ていく感じ。

終わったあとの爽快感は、まるで全身デトックス。

さらに、鏡に映る自分を見ても「はぁ…」と落ち込むことが減っていきました。

体が引き締まってくると、「セルフ改造計画」に成功したみたいで、自己満足度も上昇。

不安を追い出す、脳内柔術作戦会議

「こうきたらこう返す」「じゃあ次はこう動く」——気づけば脳内で柔術の作戦会議。

これまで不安やイライラで埋め尽くされていた頭の中が、いつの間にか柔術のことでいっぱいになっていました。

柔術は体だけじゃなく、脳のデトックスにもなるんです。

首を絞めて、関節をキメる快感(やさしくね)

首を絞めたり、関節をキメたり。文字にすると危ないけれど、実際はめちゃくちゃ楽しい。

やられる側も「なるほど〜」と学びになるから、攻防のやりとりが純粋に面白い。

何より、相手がみんな優しいからこそ、“攻防ごっこ”の楽しさにどっぷり浸かれる。

ケガで知った“歩けるありがたさ”

そんな最中にアキレス腱断裂。正直「もう終わった」と絶望しました。

でも、動けない日々を経験したからこそ、普通に歩けること、体を動かせることのありがたさを心から実感。

健康への感謝は、以前よりもずっと深まりました。

復帰までの日々も柔術漬け

動けない間もYouTubeで柔術動画を観てイメトレ。

意外にもそれが理解を深めるきっかけになりました。

「早く復帰したい!」という気持ちが、毎日の原動力に。リハビリも頑張れました。

そして学んだことはひとつ。「調子に乗って練習しすぎない」。

マスター世代はケガが命取りだから、大人のブレーキは必須です。

ケガで一度止まっても、“やっぱり柔術やりたい”の気持ちが勝ちました。

私にとって道場は、リハビリ室であり、デトックスサロンであり、人生の延命装置でもあるんです。

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この記事を書いた人

ストライプゆめこ

アラフォー主婦。お酒が大好きで、これまでストレス解消法といえば晩酌一択。妊娠・出産で体も心もボロボロになりながらも、なぜかブラジリアン柔術にハマってしまいました。
格闘技未経験でも「楽しい!続けたい!」と思える柔術ライフを、リアルな体験談と一緒に発信しています。更年期に負けないカラダ作り&メンタルケアの記録です。